ディルバート
2017年5月4日
1コマ目: | 「彼は新しく雇ったエリックだ。以前彼はCIAのコンピュータープログラマーだったんだ」 |
2コマ目: | 「やあ。ぼくはディルバート」 「知ってるよ。君のデバイスを通じて何年も君を見ていたからね」 |
3コマ目: | 「何だって?」 「えっと、つまり、やあ!」 |
used to doは「(以前)~していた」の意味。usedの[d]は濁りません。この「濁るか濁らないか」は大切で、たとえばuseやexcuseは、[s]が濁れば動詞、濁らなければ名詞になります。「言い訳」という意味でよく”エクスキューズ”と言う人がいますが、”ズ”ではなく”ス”とするべきです。どちらにせよカタカナ英語ですが。
2017年5月3日
1コマ目: | 「携帯電話が壊れたから不安でいっぱい」 |
2コマ目: | 「何かの列に並ばなくちゃいけなかったら私どうなっちゃうの?待っている間どうしよう?」 |
3コマ目: | 「透明な友達が必要だな」 「1人いるけど、その子はいつも電話で話してるの」 |
携帯依存の禁断症状は深刻。anxietyはanxiousの名詞。oneは可算名詞の代わりを表す名詞。ちょっと不思議な単語で、代わりを表す名詞ってことは”代名詞”なんですが、形容詞が付くときは不定冠詞が必要(a little one, a larger one, an orange oneなど)で、複数を表すときはsがつきます。つまり名詞と同じで、oneを単独で使うときだけaがありません。
2017年5月1日
1コマ目:「わたしの電話こわれてるの。あなたの電話借りていい?」
2コマ目:「もちろん。トイレで2時間使ってたから、この電話あったかいかも」
3コマ目:「だれかほかの人にお願いするよ」「そだね」
breakの派生語には注意が必要。brokeとbrokenは、それぞれbreakの過去形・過去分詞であり、かつ違う形容詞の意味を持ちます。「お金がない」ときはI’m broken.ではなくI’m broke.です。
2コマ目はだいぶ意訳しました。”Absolutely”と相手のお願いを快諾したあとに、本当は電話を使わせたくないけれどそう言わなくて済むような理由付けをしているのがポイント。
“Yup”はyesと同意だけど、yeahと同じく口語的で、ときには「どういたしまして」など相手への返答にいろいろ使えます。反対はnope。
2017年4月30日
1コマ目:「今週は生産的になりたかったんです。でも、大きなテクノロジー企業がぼくをじゃましました」
2コマ目:「そんなばかな。やつらに人の仕事をじゃますることなんてできないだろ」
3コマ目:「実を言うと、できるんです」
4コマ目:「広告やアプリ、心無いエンターテイメントでユーザーを妨害することこそ彼らのビジネスモデルなんです」
5コマ目:「最近まで、人間はその妨害に対抗できました」
6コマ目:「でも今じゃテクノロジー企業が科学を駆使してアプリに中毒性をもたせているんです。あいつらは我々の脳をのっとることを覚えたんです」
7コマ目:「単なるエンターテイメントとして始まったものが、軍事レベルのマインド・コントロールに進化したんです」
8コマ目:「今言ったこと聞いてました?」「何を聞いてたって?」
言い訳は、聞いてくれる上司とそうでない上司がいるようです。
ちなみに、「”エンターテイメント”じゃない。正しくは”エンターテインメント”だ」と言う人がいますが、定着してしまった外来語を無理に直すヒマがあったらほかの英単語を正しい発音で覚えてほしいですね。ただ、”フューチャー(future)”と”フィーチャー(feature)”を同じだと思っている人は直ちに区別してください。
2017年4月29日
1コマ目:「キュービクル(オフィスの個室)での自分の空間と、開けたオフィス環境での共同的な雰囲気のどっちがいい?」
2コマ目:「キュービクルはぼくの魂を幽閉してしまう。開けたオフィス環境だと、仕事を終わらせられない」
3コマ目:「で・・・どっちがいいの?」「仕事がないほうでしょ。当たり前だと思ったけど」
ここではprisonが動詞として使われています。
2017年4月28日
honesty「正直さ」・integrity「誠実・高潔」・return on investment「投資に対する利益(率)」・・・どれも大切ですが、儲からなきゃしょうがない。
2017年4月27日
1コマ目:「ぼくのプロジェクト計画がぼくたちの社風と矛盾しないか確認したい」
2コマ目:「でも、ぼくたちの社風が何なのか分からないんです。説明していただけませんか」
3コマ目:「そうだな・・・正直さに関することじゃないのかな」「いえ、それなら今ごろ気づいてます」
2017年4月26日
1コマ目:「我々の文化が我々の最大の資産だってことを社員に話しているんだ」
2コマ目:「彼らは理解しているふりしてる?」
3コマ目:「ああ。我々には争いを避けるためにうそをつく文化があるからね」
2017年4月25日
1コマ目:「我々の一番の強みは我々の会社の文化だ」
2コマ目:「ぼくたちの会社の文化って何ですか」「ヒントをください」
3コマ目:「我々には猛烈な競争心がある」「私たちは謙虚でもあるので、それを隠しているのでしょうか」
競争心が隠れているとは思えないですね。
company cultureは社風とでも訳せばよいでしょうか。
2017年4月24日
1コマ目:「ぼくたちの文化に合う従業員をさがしているんだ」
2コマ目:「あなたたちの文化で、すばらしすぎてより良くできないものは何ですか」
3コマ目:「君はここで働くには頭がよすぎるかもしれない」「私もそんな感じがします」
中学で習うso…that SVとtoo…to doがありますね。
ディルバートの会社の”これ以上改善できないすばらしい文化”とは、有能な社員がいると改善されて、すばらしくなくなってしまう?
2017年4月23日
1コマ目:「この四半期の売上げはゼロでした」
2コマ目:「こりゃクビ切りだな。だれの責任だ」
3コマ目:「完全にあなたの責任です」
4コマ目:「あなたがレポーターに、次のバージョンがすばらしいものになるって言ったんです」
5コマ目:「だから顧客みんなが新しいバージョンを待ってるんです」
6コマ目:「ここでの賢明な解決策はあなたが自分の間違いを認め、屈辱とともに辞任することです」
7コマ目:「それか・・・こいつのことを責めることもできる。名前は知らんが」
8コマ目:「それは正しくありません」「不従順も罪の1つに加えてやるか」
職場での表現にはいろいろなものがありますが、Heads will roll.はおもしろい表現ですね。高校生はsenseの派生語を整理すること。
2017年4月22日
1コマ目:「新しいVRゴーグルを試していいデスカ」「君はロボットだろ」
2コマ目:「だから?」「えーっと・・・」
3コマ目:「ぼくの人生はたった今無意味になったんだと思う」
VRが人間の特権だと思ったら間違い。
2017年4月21日
1コマ目:「要求どおり、ユーザーがキュービクルの中にいるように感じるVRプログラムを書きましたよ」
2コマ目:「怒った人の集団がこのプログラムを作り出した人みんなを殺すと思うので、クレジットにはあなたの名前しか入れませんでした」
3コマ目:「安全に拘留されたい人のために、VR拘置所プログラムも書きました」「私にはそれが必要かもな」
2017年4月20日
またまたVRネタ。cubicleは「(オフィスなどの)個室」。来客対応ではなく、自分のデスクがある場所です。昔キュービクルをキューピクルだと思っている人がいたな・・・。
「ユーザーが生地で覆われた箱”box”の中で働いているような感覚のプログラムを書け」という指示に、「think outside the boxは(既存の考え”box”にとらわれずに考える)べきですね」。それに「変化に抵抗するのやめろ」の一言。boxをかけて、それにcubicleを重ねて・・・和訳せずに英文を理解する良い訓練です。
2017年4月19日
1コマ目:「職場を”ロード・オブ・ザ・リング”の冒険に変えるVRプログラムを書きました」
2コマ目:「がーー!オークだ!」
3コマ目:「君のプログラムは登場キャラを実際の人物にランダムに割り当てるようだ」「えーっと、はい、ランダムにです」
VR(仮想現実)ネタが続きます。AR(拡張現実)のポケモンGOではだいぶ社会に影響が出ましたが、発展していくVRは私たちにどんな影響を及ぼすでしょう。
2017年4月18日
1コマ目:「君が眠っている幻覚を創り出すVRプログラムを書いたよ」
2コマ目:「実際にやってみせるから見てて」
3コマ目:「どのくらい見てなきゃいけない?」
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