いわき市の小・中・高校生向け学習塾・進学塾

村田進学塾

0246-21-8080

be動詞好き

・現在形の文には、なんでもかんでもisを使いたがる人
 
・wasとdidの区別がついていない人
 
こういう人がけっこういます。
この”be動詞好き”な人たちは英語の苦手な人に多いです。
 
「文の動詞をいじらなくちゃいけないのは分かっている。でも、何するんだっけ?」
「どうやって否定文や疑問文を作るんだっけ?」
 
というようなかんじでしょうか。
 
「動詞を変化(活用)させなきゃ」「正しい否定文・疑問文を作らなきゃ」という意識はgood。
あとは、どんなときにどう文を作るかを整理し、練習すれば定着していきます。
文の作り方は動詞によって違います。よって、正しい文を作るには、動詞を見抜くことが大切になります。文を作るときも読むときも、次のどのパターンか意識する訓練をしてみましょう。
 

1 am, are, is, was, were(be動詞)の文
 
2 have / has / had + 過去分詞(完了形)の文
 
3 can, will, must, may, could, shouldなど(助動詞)の文
 
4 1・2・3以外(一般動詞)の文 ※分詞以外

 
この4パターンです。
be動詞はing形(現在分詞)や過去分詞を後にともなうことができますが、それ以外の動詞をともなうことはできません。
 
このように、どんな動詞かを見抜くと、否定文や疑問文の作り方がわかります。
 
【否定文・疑問文の作り方】
 
1(be動詞の文)・・・
否定文→be動詞の直後にnot
疑問文→be動詞を主語の前に
 
2(完了形の文)・・・
否定文→have / has / hadの直後にnot
疑問文→have / has / hadを主語の前に
 
3(助動詞の文)・・・
否定文→助動詞の直後にnot
疑問文→助動詞を主語の前に
 
4 (一般動詞)の文
否定文→don’t / doesn’t / didn’tを動詞の前に
疑問文→do / does / didを主語の前に
 
このように見ると、否定文や疑問文の作り方は(1・2・3と4の)2パターンしかないことが分かりますね。
ただ、3・4は、動詞を原形にすることを忘れないようにしましょう。
 
 
では、次のような文は、1~4のどのパターンになるのでしょうか。
 
(1) Hanna is still talking on the phone.
(2) This house was built over 50 years ago.
(3) He’s just like my brohter.
(4) He looks like my brother.
(5) I’m getting excited.
(6) My father will have been studying history.
(7) You could’ve been killed in the accident.
 
(1) isがあるのでbe動詞の文。
(2) wasがあるのでbe動詞の文。
(3) isが短縮されており、be動詞の文。like~は「~のような」で動詞ではない。
(4) lookがあるので、一般動詞の文。
(5) amがあるのでbe動詞の文。現在分詞gettingや過去分詞tiredに惑わされない。
(6) have + 過去分詞だけれど、willがあるので助動詞の文。
(7) (6)と同じ。have + 過去分詞があるけれど、助動詞couldの文。
 
 
【主語の見極め】
 
どんな動詞か見極めるだけでなく、そもそも文の主語を見抜いていないと、動詞を正しい形に変えることができません。
 
・One of my brothers speaks French.
「私の兄弟の1人はフランス語を話す」
 
動詞の直前を主語だと思っている人も多く感じます。
この文では、本当の主語はOneで、単数を表します。そのため、動詞のspeakに”3単現のs”を付けます。
 
 
修飾語句を取りのぞき、本当の主語(真主語)を見抜かなければなりません。
真主語が分かったら、同時にそれが単数を表すのか複数を表すのかを見極めます。これができて、やっとbe動詞の文や現在形の一般動詞の文、現在完了形の文が作れるようになります。
 
とくにisと3単現のsや、wasとdidを混ぜてしまう人がいるので、絶対に混同しないようにしましょう。
 
●isを使うとき・・・
主語が3人称(「私(たち)」「あなた(たち)」以外のこと)単数で、「~だ;いる、ある(現在形)」という意味の文や現在進行形の文、現在形の受け身の文のときのみ。それ以外では使わない!
 
●wasを使うとき・・・
主語が1・3人称(「あなた(たち)」以外のこと)単数で、「~だった;いた、あった(過去形)」という意味の文や過去進行形の文、過去形の受け身の文のときのみ。それ以外では使わない!
 
主語を見極めてからの動詞の見極め。
分詞と併用してよいbe動詞と、一般動詞を区別。
時制も確認できたら、動詞を変化(活用)させる。
否定文や疑問文も、ルールに従って作る。
 
順番どおり、決まりを守って文を作ったり読んだりしていけば、てきとうにbe動詞を選んだり、didとwasを混同したりしないはずです。
繰り返し練習していきましょう。

 

 

 

 

お問い合わせ・お申し込みはこちらから








side_ttl01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

村田進学塾