いわき市の小・中・高校生向け学習塾・進学塾

村田進学塾

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むだな単語なんてない

 
単語の勉強ってたいへんですよね。
 
覚えても覚えても、果てしなく出会う新しい単語・・・。
覚えても覚えても、忘れてしまう単語・・・。
 
どの教科でも、勉強がつらいとつい「こんなの何に使うの?」とか「これ覚えて何の役に立つの?」とぐちをこぼしたくなります。
 
今まで習ってきた英単語。
これから覚えていく英単語。
覚えてもしょうがない、意味のない単語があるのでしょうか。
 
たとえば、みなさんは「ばら」という漢字を書けるでしょうか。
ほかにも、「ぶどう」や「うつ」、「コーヒー」など、読めても正しく書くのが難しい漢字があります。
 
 
 
 
薔薇、葡萄、鬱、珈琲・・・・・
 
 
しっかり覚えていないと、見たことがあるだけでは正しく書くのは簡単ではありませんね。
でも、こういった難しい漢字覚えを、日本の中学生と、全く漢字を勉強したことがない外国の中学生が競ったら、どちらが速く正確に覚えられるでしょう?
 
反対に、otorrinolaringología(スペイン語で「耳鼻咽喉科」)などのような難しい単語を、全くスペイン語を勉強したことがない日本の中学生とスペインの中学生が覚えたら、どちらが速く正確にスペルを覚えられるでしょう?
 
いくら難しい漢字でも、漢字というものを長く使ってきた人にとっては、漢字というものを全く知らない人よりも効率良く覚えられる人が多いはずです。
同じように、スペイン語を全く知らなければ、難しいスペイン語を覚えるにも時間がかかります。
スペイン語は英語に似ているので、少しはアドバンテージがありますが。
 
 
つまり英単語も、覚えれば覚えるほど、使えば使うほど、新しく単語を覚える効率が良くなるのです。これは、短い期間で違いが表れるものではなく、年単位のスパンで効果が表れていくものです。
 
覚えた単語・見たことがある単語が多ければ多いほど、その単語に結び付けて新しい単語を覚えることができます。
 
●派生語(接頭辞・接尾辞)の知識を使う
たくさん単語を勉強していると、先生に教えられなくても、自分でルールやパターンに気づくことがあります。
 
自分で気付いたもの、自ら手に入れたものは自分の実力になっていきます。
 
たとえば、happy「幸せな;うれしい」という単語とhappiness「幸福」という単語を、全く別の単語として学習している人もいるかもしれません。
これらの単語は「派生語(derivative)」といい、英語学習を効率化するのに役に立ちます。
もしすでにhappyという単語と、名詞を作るnessという接尾辞を知っていれば、たとえ初めてhappinessという単語に出会っても、「これはhappy”幸せな”の名詞だな。ということはhappinessは”幸せ”という意味かな」と推測もでき、すぐに覚えられます。副詞のhappilyや反対の意味のunhappyもhappyの派生語です。
 
●単語の組み合わせによる派生語
英語の授業で生徒と単語覚えを競争したことがあります。
そのときに、生徒が私に覚えるよう選んだ単語の1つがgenotype「遺伝子型」という単語。
一見すると難しい単語に見えますが、もともとgene「遺伝子」という単語とtype「型」という単語を知っていると、何の苦労もしません。
ほかにも、passport(port「港」をpass「通行」するためのもの)やcontrail(condensation「凝縮したもの、結露」+trail「跡」→「飛行機雲」)などがあります。condensationもコンデンス(ト)ミルクを知っている人なら覚えられるはずです。
 
 
派生語でなくても、発音とスペルが同じ既知の単語が役に立つことがほかにもたくさんあります。
air – hair – chair – fairは母音の部分が同じ発音・スペル。
bird – girl – birthday – thirteen – thirtyも同じ。
別のスペルでも↑これと同じ発音の単語があるので注意が必要ですが、すでにもっている知識と関連付けて覚えることにより、覚えやすくなり、忘れにくくなります
 
どんな専門用語でも、難しい単語でも、覚えてむだな単語なんてありません。
単語を学べば学ぶほど、これから出会う単語が加速度的に覚えやすくなっていくのです。
これからの自分のために、こつこつ単語を覚えていきましょう。

 

 

 

 

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