自分の夢を諦めずに ～ふくしまトップインタビュー２０１６～
自分の夢を諦めずに（Ｈ２８．１．１０掲載）
「塾生たちは日々努力を続け、着実に力をつけています」と教え子たちの頑張りに目を細める。東日本大震災から五年を迎えるが、塾生は増加傾向で、個々のレベルも着実に上がっているという。「今後は講師の研修を充実させ、教育レベルを今よりさらに向上させる。将来的にはいわき地区全体の子供たちのレベルアップを目指す」と誓う。
いわき市内で二十九年間、小・中・高校生の学習・進学指導を行い、いわきの進学校を中心に毎年、多数の合格者を輩出してきた村田進学塾。これまでに二千人以上の卒業生を送り出した。市内平のいわき中央校と高等部、植田校、泉校、そして津波被災で休校していた四倉校が昨年七月に再開し、各校で塾生たちが日々、目標に向かって熱心にペンを走らせる。教育理念は〈一人ひとりに心のこもった教育を〉を掲げ、塾生たちのレベルに合った教育を実践し続けてきた。また、中学生を対象に、国公立大や難関私立大進学を目指す特設クラスを設けており、東北大医学部などの難関大への合格者も輩出してきた。「早い時期から高い目標を掲げ、準備を進めることは決して無駄にはならない」と話す。
「塾生、保護者が希望する進学先に進めるように手助けするのが学習塾の役目。しかし、優秀な高校や大学に合格することが人生の最終目標ではない。社会の役に立ち、必要とされる人材になってほしい」と理想を語る。
十年以上続く恒例の「正月特訓」を今年も実施した。塾生は、三が日を勉強漬けで過ごし、受験への心構えを新たにする。「全員が志望校に進学できるよう、スタッフはやれるだけのことをする。塾生は自分の夢を諦めずに最後まで努力し、合格を勝ち取ってほしい」と力を込めた。
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