心のこもった教育を ～ふくしまトップインタビュー２０１７～
心のこもった教育を （Ｈ２９．１．１０掲載）
いわき市内で小・中・高校生の学習・進学指導を行い、いわきの進学校を中心に毎年、多数の合格者を輩出してきた。今年、節目となる３０年目を迎えた。これまでに二千人以上の卒業生を送り出した。
「希望の大学に進学したり、社会人となり頑張っているOBが全国各地で活躍したりしていることが何よりうれしい」と目を細める。
受験本番を直前に控え、市内平の高等部といわき中央校、植田校、泉校、四倉校の各校では塾生たちが日々、目標に向かって熱心にペンを走らせる。「塾生たちは日々努力を続け、着実に力をつけている」と教え子たちの頑張りにエールを送る。
東日本大震災から六年を迎えるが、塾生は増加傾向で、個々のレベルも着実に上がっているという。「講師の研修を重ね、教育レベルを今よりさらに向上させる。将来的に、いわき地区全体の子供たちの学力レベルアップを目指す必要がある」と話す。
教育理念に〈一人ひとりに心のこもった教育を〉を掲げ、塾生たちのレベルに合った教育を実践し続けてきた。向上心の旺盛な中学生を対象に、国公立大や難関私立大進学を目指す特設クラスを設けており、東北大医学部などの難関大への合格者も輩出した。「長く指導してきたが、“素直なやる気”を持つ塾生は飲み込みが良く、成長が早い。いつも自習室で励んでいる姿を見かける。」とほほ笑む。
創立以来、続く夏を秋の合宿には毎年、百五十人以上が参加し、精神を鍛え、学力を大幅にアップさせる。そして、十年以上続く恒例の「正月特訓」を実施することで塾生は受験への心構えを新たにする。「全員が志望校に進学すると信じている。最後まで努力し、合格を勝ち取ってほしい」と力を込めた。
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