ボウリングが全然できなくて、その後連日練習し続けている西嶋の姿を見た二人が・・・
東堂「悔しかったんじゃないの」
北村「笑われたことが?」
東堂「というよりも、ボウリングができなかった自分自身が」
北村「自分を信じてるから?」
東堂「北村だったら、絶対やらないでしょ、悔しくても」
「わたしもそう。でも、じゃあ、何の事なら必死にやるのか、
って思わない?結局さ、いざという時にはやる、なんて
豪語している人は、いざという時が来てもやらない。
西嶋はそれに比べて、どんなことも真剣勝負なんだよ、
たぶん。言い訳しないで、逃げずに、克服しようとする」
北村「たとえ、ボウリングでも?」
東堂「麻雀でピンフをあがるのも」
『砂漠』 伊坂幸太郎著 より
「やればできるようになるよ。」と言う前にまずやろう!
記者:小林