いわき市の小・中・高校生向け学習塾・進学塾

村田進学塾

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H28福島県立高校入試問題の出題傾向

国語

例年通り大問6題構成。大問2の韻文では予想通り俳句が出題されたが、基礎をしっかり身につけておけば、対応できる問いであった。大問3の古典では十数年ぶりに漢文からの出題があり、多くの受験生が驚いたと思われる。とはいえ、基本中の基本が問われたもので、決して難しい問題ではなかった。大問4の小説はやや長めの文章で、30字・70字の記述問題も出題された。大問5の論説文でも70字の記述問題が出題され『読解のスピード』と『書く力』が要求されたと言え、特に今回の記述問題は本文の内容を十分に理解することはもちろん、文章をつくる構成力が試されたと言える。大問6の作文においては、資料を読み取り、自分の考えを表現する力が試された。どの教科でも思考力、表現力は大切だが、とりわけ国語ではその力が重要となってくる。普段から考える習慣をつけることも、効率よく国語の成績をアップする勉強の一つであろう。

 

 

数学

例年通り、大問7問の構成。設問1・設問2は小問集合で、確実に得点したい基本問題。設問3は確率、標本調査の問題。標本調査では、数学的根拠を基に説明する問題も含まれていた。設問4は、2次方程式の文章問題。例年通りの求める過程を全て記述する形式に加え、それに続く問題が新設された。設問5は証明問題で、中点連結定理を見通し補助線が引けるかがポイントであった。設問6は関数の総合問題。座標を文字で表して、数理的処理ができるかが求められた。設問7は空間図形の総合問題で、難易度はやや高め。立体の内部や切り口の位置関係をとらえる力が必要である。

いずれにせよ、基本的な問題は確実に得点するよう日頃から訓練することが大切であり、難易度の高い問題に関しては、たくさんの問題に触れ、解き方のパターンを覚えていくことが必要である。

 

 

英語

例年と同様大問は放送問題を含む5題。

大問2は昨年同様空欄補充3題、語句整序1題、対話補充1題であった。大問3の英作文については、5文型で使用するmakeは基本事項であるので必答したい。

大問4、5の読解については、解答の根拠を、単語を手掛かりに本文から探し出すという基本が徹底していればさほど解答は難しくなかったと思う。

全体的に難易度は例年並みであり、難問・奇問はなく基本的な問題が出題されているので、基本事項の正確な理解に努めることが高得点獲得のカギである。

 

 

理科

例年通り各分野からバランスよく出題されている。大問1では「放射線」と答えさせる問題も出題されており、教科書の隅々まで学習しておく必要がある。いろいろな観察、実験の結果から考える出題形式で基礎問題から応用問題まで幅広い内容になっている。また、表やグラフを読み取り答えを導き出す力が必要になっている。数学的な考えを利用して解く問題もあり、柔軟な思考力も必要になってくる。

 

 

社会

例年通り大問6問の構成。大問1と大問2で地理分野、大問3と大問4で歴史分野、大問5と大問6で公民分野が出題された。大問ごとの内容は以下の通り。

 

大問1・・・世界地理。緯線と経線が直角に交わった地図距離と方位が正しい地図を使った問題を出題している。

大問2・・・日本地理。近畿地方の地図を中心に問題が出題されている。

大問3・・・近現代の歴史。例年通りに歴史並び替え問題が出題されている。

大問4・・・古代~近代の歴史。古代、中世、近世、近代からまんべんなく問題が出題されている。

大問5・・・経済、国際社会の分野から出題。(6)では“プレミアム商品券”についての問題を出題している。

大問6・・・人権、政治分野の問題。(6)②で選挙についての問題が出題されているが、選挙権が20歳以上から18歳以上に引き下げられたことを取り上げて出題したと思われる。

 

ほとんどの問題は中学生であれば一度は目にしたことがあるような問題であるが、文章記述問題が地歴公民の3分野で計10問出題されており、文章記述問題が多く出題されている点で高得点が取りづらくなっている。社会で高得点をねらうためには文章記述問題への対応が不可欠である。

 

 

 

 

 

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