塾通信:平成28年10月号(第153号)
~実りの秋~ 合格に向かって受験勉強が本格化
□10月を迎え、受験生にとっては最も大切な時期となりました。中学3年生は、夏期講習・合宿ゼミ・単元別強化ゼミで、中学1年生から中学3年生の1学期までの総復習をし、基礎の確認から入試レベルまでの幅広く、密度の濃い内容を学習してきました。
□また、9月から始まった受験対策「特別講座」、受験対策「高専の英語・数学講座」で入試実戦の問題にも取り組んでいます。その結果が出始めるのが10月・11月の学校の学力テスト、新教研テストです。すでに学力テストや9月号の新教研テストで、その成果が表れた人も見られるようになりました。学力向上を図るためには、毎日の継続した学習が大切なのは言うまでもありません。その継続学習を実行するために塾では、中学3年生には全員に一週間の学習計画表を作成してもらい、定期的にチェックして学習状況を把握していきます。さらに、新教研テストや学校の学力テストの結果をみて二者面談を行い、今後克服すべき教科・単元などについてアドバイスをし、課題などを与えながら学力の向上に努めます。
□また、各教室に新教研テストの各高校の合格基準偏差値を掲示し、目標の合格基準偏差値を明確にすることによって学習意欲を高めるようにもしていきます。このように、中学3年生には中学3年生の内容を学習する通常授業、中1~中2の復習をして模擬テストの学力向上を図るための特別講習、特色ある高専の入試に対応するための高専対策などの学習指導と併せて、さまざまなサポートをしながら第一志望校合格に向けて、全力を注いで参ります。
□中学1・2年生も、学習の最難所といわれるこれからの学習に向けて、通常授業はもちろん、中間・期末テスト対策をより一層充実したものにし、「実りの秋」となるべく講師一同全力を尽くします。
□また、高校3年生のみなさんにとっても、センター試験まで100日を切り、いよいよ大事な時期になりました。高校受験生と同様に高等部のスタッフ一同、第一志望大学合格を全力でサポートして参る所存です。
□この時期は志望校やその他のことで、様々な不安や悩みが出てくると思われます。ご父兄との面談等もできる限り行いたいと思いますので、何かございましたら担任まで連絡を下さいますよう、お願い致します。
小学部だより
□季節はすっかり秋です。空気が乾燥してきましたね。日に日に肌寒くなりますから、体調を崩さないように気をつけましょう。
□9月から10月は音楽祭、宿泊活動、修学旅行などの学校行事が多く、子供達にとって楽しく充実した月のようです。そのため塾の欠席者も多く、行事の影響で学校の授業の進度にもばらつきがあるため、塾の授業を進めるのがやや難しい月でもあります。でも、立ち止まってはいられません。学校の授業が一気に進んでしまうこともあるので、塾ではできるだけ年間の予定通りにカリキュラムを進めたいと思います。もちろん皆さんがとまどわないように様子を見ながら進めていきます。わからなければ、どんどん質問してください。「わからない」「できない」ことは塾では決してはずかしいことではありませんよ。あきらめてやらないことのほうが、後でもっとはずかしいことになります。「聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥」ということわざがあります。できるようにするには今どうすればよいのかをよく考えて、授業や宿題に前向きに積極的に取り組んでください。
中学部だより
□「暑さ、寒さも彼岸まで」と言いますが、今年は急に気温が下がり、体調を崩す生徒が続出しました。インフルエンザに感染する可能性も高まる時期です。手洗い・うがいなどで予防に努めましょう。
□さて、9月の下旬から10月の中旬にかけて、中間テストが実施されました。自分の目標としていた結果は得られたでしょうか。2学期の学習内容は、比較的ハイレベルです。大変ではありますが、目標・計画を立てて取り組み、テスト勉強が不十分だった教科・単元については、しっかりと見直しをし、先生方にアドバイスを求めましょう。
□さて、塾内でも案内を開始しましたが、11月12日(土)・13日(日)に、1泊2日で秋の合宿ゼミを行います。1・2年生は、2学期期末テストの範囲となる内容を中心に学習し、中間テスト以上の点数アップを目指します。3年生は、国語の文章読解、数学の関数・図形・計算、英語の長文、理科の計算問題など、入試に必ず出題される重要な単元から一つを選択し、その単元についての問題にひたすら取り組むことで学力を高め、合格ラインを目指します。2日間での学習時間は15時間以上!成績が伸び悩んでいる人、苦手な単元の克服に苦労している人、休みの日になかなか勉強が進まない人など、ぜひ参加して下さい。多くのご参加お待ちしております!!
中1~中3《単元攻略合宿ゼミ》開催!!
□3年生は入試に向けて入試必修単元の制覇と弱点克服を目指して、1・2年生は2学期の期末テスト対策として、難単元の理解を目指して『単元攻略合宿ゼミ』を行います。1つの単元を「わかった!!」、「できた!!」と実感できるまで学習し、わからなかったところがわかる喜びを味わい、少しでも勉強の楽しさを知り、『第一志望校合格』・『学力向上』に繋げるのが、この合宿の目的です。従って、学習する科目・単元を極力絞り、徹底理解を目指した学習を行います。
★実施要項★
1.日 時 11月12日(土)~11月13日(日) 1泊2日
2.場 所 ヴィラ イナワシロ
3.対 象 中学1年生~中学3年生
4.定 員 130名
5.申込締切日 10月22日(土)
6.学習時間数 各学年とも15時間以上
【中3】★科目・単元
①国語 文章読解・古文コース
②数学 関数コース
③数学 入試必答問題克服コース
④英語 長文読解コース
⑤理数 基礎マスターコース
※上記①~⑤のコースから1つを選択。ただし、クラス担任及び科目担当講師と相談して最終決定をします。
【中1・中2】★科目 5教科
5教科の重点学習単元
中 1 | 中 2 | |
国語 | ・古典 ・文法
・文章読解 |
・古典 ・文法
・文章読解 |
数学 | ・比例と反比例
・方程式の文章題 |
・一次関数 ・図形の角
・合同の証明 |
英語 | ・三単現のS ・複数形 | ・助動詞 ・接続詞 |
理科 | ・化学(溶解度、状態変化)
・物理(光、音、力) |
・電流の流れ
(オームの法則の計算) |
社会 | ・奈良、平安、鎌倉時代
・アジア、ヨーロッパ、アフリカ |
・江戸、欧米の進出、幕末
・九州、中国、四国、近畿地方 |
中学3年生《9月号新教研テスト》結果
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | 3教科 | 5教科 | |
いわき中央校 磐城TOP特設 | 33.7 | 36.5 | 36.9 | 43.8 | 41.8 | 107.2 | 192.8 |
いわき中央校 TOP① | 30.5 | 30.2 | 31.1 | 36.6 | 33.8 | 91.8 | 162.3 |
いわき中央校 TOP② | 28.0 | 23.4 | 27.4 | 30.8 | 28.1 | 78.8 | 137.8 |
いわき中央校 進学 | 26.1 | 16.7 | 20.5 | 25.6 | 21.6 | 63.3 | 110.6 |
植 田 校 TOP | 32.4 | 31.8 | 33.9 | 39.1 | 35.3 | 100.3 | 172.4 |
植 田 校 進 学 | 21.5 | 13.2 | 13.8 | 23.8 | 14.8 | 48.5 | 87.2 |
泉 校 TOP | 32.6 | 33.6 | 34.9 | 40.7 | 37.4 | 101.1 | 179.1 |
泉 校 進 学 | 26.8 | 19.9 | 23.1 | 28.4 | 23.7 | 69.7 | 121.9 |
四 倉 校 進 学 | 25.1 | 16.1 | 20.3 | 29.4 | 24.1 | 61.5 | 115.0 |
県 内 平 均 | 25.5 | 18.6 | 22.5 | 27.8 | 23.7 | 66.6 | 118.1 |
塾 内 平 均 点 | 29.3 | 26.2 | 28.6 | 34.3 | 30.5 | 84.4 | 149.0 |
10月・11月 行事予定
10/1 | 土 | 22 | 土 | 中1~中3 単元攻略合宿ゼミ 申込締切日 | |
2 | 日 | 23 | 日 | ||
3 | 月 | 24 | 月 | 第4回 単元テスト開始(10/31まで) | |
4 | 火 | 25 | 火 | ||
5 | 水 | 26 | 水 | ||
6 | 木 | 中1~中3 単元攻略合宿ゼミ 受付開始 | 27 | 木 | |
7 | 金 | 10月分月謝引き落とし日(後期分維持費含) | 28 | 金 | |
8 | 土 | 第2回 英検テスト | 29 | 土 | |
9 | 日 | 中3 新教研テスト | 30 | 日 | |
10 | 月 | ※全学年 通常授業
第4回 単元テスト範囲表配布 |
31 | 月 | |
11 | 火 | 11/1 | 火 | ||
12 | 水 | 2 | 水 | ||
13 | 木 | 3 | 木 | ||
14 | 金 | 4 | 金 | ||
15 | 土 | 5 | 土 | ||
16 | 日 | 6 | 日 | 中3 新教研テスト
英検二次試験 期末テスト対策授業 |
|
17 | 月 | 7 | 月 | 11月分月謝及び単元攻略合宿ゼミ参加費
引き落とし日 |
|
18 | 火 | 8 | 火 | ||
19 | 水 | 9 | 水 | ||
20 | 木 | 10 | 木 | ||
21 | 金 | 10月分月謝再引き落とし日 | 11 | 金 |
速脳・速読講座だより
日に日に秋めいてきて、まさに「読書の秋」の到来です。前回に引き続き、教育社会学者の舞田敏彦さんによる読書に関する興味深い記事をご紹介します。主要先進国で比較すると、日本の生徒はマンガの読書量とともに、小説を読む頻度も一番高いことをお伝えしました。今回はもう少し詳しく見てみましょう。
比較の対象を増やして見てみる。青少年が嗜好するコミック(マンガ)とフィクション(小説)の座標上に、世界の74カ国を配置したグラフを作ってみた<図2>。
日本は、グラフ上の右に外れた位置にある。日本の子どものマンガ嗜好は、世界で最も高い。他の先進国は左側にあり、マンガよりも小説が好んで読まれている。数としては、そのような社会の方が多い(斜線より上)。
これをどう見るかだが、ストーリーを絵入りで分かりやすく伝えるマンガは日本発祥の誇るべき文化だ。この中にも活字はあり、一概に悪いとは言えない。しかし、親切な絵ばかりに頼っていると想像力が訓練されないし、直観(印象)依存型の思考回路ができてしまうという問題もある。マンガばかり読んでいる子どもは人の話を長く聞けないという説もあるが、そのような影響も否定できないだろう。
日本は、マンガだけでなく小説を読む頻度も他の先進国より高いが、グラフでの位置がもっと上にシフトすると理想的だ。学校図書館の利用時間を延長する、子どもの生活にゆとりを持たせるなど、やるべきことはいろいろある。強制的な「朝の10分間読書」だけが有効ではないはずだ。子どもの読書活動の推進に関する法律では、「すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう、積極的にそのための環境の整備が推進されなければならない」と定めている(第2条)。
読書活動によって学力が上がることはすでに証明されていますし、速読講座を受講することは、読書の習慣を身に付けることにもつながります。読書をすることで得られる効果は数限りなくあるといっても過言ではありません。人との出会いも縁なら、本との出会いもまた、縁です。その時、その状況にぴったり合った良書に巡り合えた時、それは人生を変える程の大きな出会いとなるかもしれません。この秋、そんな出会いを探しに書店に行ってみてはいかがでしょうか。
理科実験教室だより
□8月、9月の暑さが嘘のように、肌寒さまで感じるような気候になってきました。異常気象にも困ったものです。季節の変わり目は、体調管理に十分注意を!!
□秋といえば、何といっても「食欲の秋」!!皆さんは秋の味覚といったら、何を想像しますか?サンマに栗、梨、柿といろいろありますね。その中でも秋の味覚の王様といえば松茸。現在では、海外からの輸入も増え、世界中の温帯地域のほとんどで採れる松茸ですが、スウェーデンでは「むかつくキノコ」、中国では「兵隊の靴下のにおい」と言われ、日本人が好む松茸のあの香りが、世界の国々では忌み嫌われる存在となっています。
□では、世界中で採れるのに、なぜあんなに高価なのでしょう?松茸は赤松の根元にしか生えません。さらに、赤松の根元でも松茸の菌は生命力が極端に弱く、他の微生物との生存競争に負けてしまいます。また、発生のメカニズムがまだ完全に解明されていないため、椎茸や舞茸のように人工栽培が出来ず、供給量が少なく希少な為、価値が高いのです。人工栽培の早期解明が待たれますね。
□9月号の実験は「気体の発生」でした。実験1では二酸化マンガンとオキシドールで酸素を発生させました。発生させた酸素を収集し、線香の燃える様子の変化を観察してその特徴を確かめました。線香の燃える様子に非常に驚いていたようです。実験2では炭酸水素ナトリウムとクエン酸で二酸化炭素を発生させ、その性質を学びました。実験3ではマグネシウムを水溶液にとかし、水素を発生させました。水素は最も軽い気体で、火をつけると燃えるという特徴があります。水素をシャボン玉に閉じ込めて収集し、火をつけることで水素の「可燃性」を確かめました。いろいろな気体の性質をしっかり理解していたようでした。
□10月号の実験は「オリジナルプラスチック成型」です。型取り剤を固めて、自分の指の型を作ります。何本の指にするか、どの指にするかはあなたの自由です。実験2では実験1で作った型にプラスチック液を流し込み、固めてプラスチックを作ります。身の回りのプラスチック製品がどのようにできているかを目の前で観察することができます。
□型から抜いたプラスチックは、自分の指そっくりに。一見の価値ありの実験です。実験3では指だけではなく、身の回りにあるものの型を作り、プラスチックで複製することもできます。お楽しみに!!